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2024年02月02日

30年長きに亘ご愛顧心より御礼申し上げます。

30年長きに亘ご愛顧心より御礼申し上げます。
茨木スタジオは4月15日より高槻スタジオと合同します


勝手な事情で閉館させていただく事に、たくさんのバルーンをご愛顧いただいているお客様には心よりお詫び申し上げます。
今後、より多くのお客様にご来館頂けるよう、高槻スタジオと合同することになりました。
茨木のスタジオから車で30分、阪急高槻駅から徒歩で10分~15分、そんなに遠くはありません。
私もアドバイザースタッフとして高槻勤務です。
勿論撮影もしますので、ご安心ください。
他にもSNS駆使してバルーンをアピールしている女性スタッフや、子供を笑わせるのが、私以上に上手なカメラマンもいます。
若いスタッフの仕事の邪魔をしないようにあまり前に出ないよう仕事をしたいと思います。

茨木スタジオはリピーターも多く、いつも私は撮影を楽しんで、そしてお客様にも楽しんで頂いて、お客様の直接の、口コミも多く、初めてのお客様がまた来たいとおっしゃて戴けるスタジオを心がけていました。
勿論、続けていくには問題のないお客様の数でもありました。


昨年、10月18日水曜日、朝7時半、私が自宅の2階で筋トレをしていたら大きな音がして、降りてみると私のパートナー(スタジオではマネージャーと呼んでいました)が倒れていました。私に何かを訴えるような眼で私を見ていましたが、言葉がでません。
とっさに脳出血だと考え救急車を呼びました。。

救急車の乗務員さんも同意見で、すぐに手術ができる高槻病院がいいと言いました。
そして高槻病院まで救急車に同乗しました。

担当の先生にCTを見せてもらい、大変な状況を知らされました。
今、安定しているので手術は夕方からしましょう、と言う話を聞いて、まず茨木スタジオに連絡して今日は行けないこと告げ、身なりを整えにいったん家に帰りました。
そして再び病院に戻り手術を待ちました。
朝から何も食べてないのに、娘が差し出したパンも食べれません
夕方5時から手術が始まりました。
最初、先生からは3時間から4時間と聞いていたのに、なかなか手術が終わりません。
息子と待ちながら気が気ではありません。
どんな形であっても命だけはあって欲しいと祈りました。
6時間やっと手術が終わったことを看護師さんが、私たちが待っている所に言いに来てくれました。
「お顔を見に来ていいですよ」と言う笑顔で言う言葉で助かったと思いました。
眼を開けてこちらを見ていて、息子も私も涙ぐみながらかける言葉に、彼女も涙が出ているように見えました。
長い手術でした。
脳内の血液は除去したが麻痺が残ると、先生に告げられました。
でもその時は命が助かっただけで十分でした。

今、彼女は多少の言語障害、右手、右足の麻痺をリハビリ病院で懸命にリハビリをしています。
右手は、全く動きません、でも最近右足が少し使えるようになりました。
でもまだまだです。
最初、要介護4の認定を市役所で、受けました。
でもすごい努力で左手で日常の事が少し出来るようになりました。
言葉も毎晩、電話や、LINEで私と話してます。
トイレも一人で行けます。
なんで要介護4なのでしょうか。
でも職場復帰はあと何か月かリハビリしてもまず無理です。

いつも仕事の事を気にしています。
スムーズに話せない言葉で、成人式の事や、気が付いた心配事を話してくれます。
私は、今、そんな事を考えないで、といつも言ってます。
しかし創業30年子供達を保育所に、そして学童保育、そして留守番をさせながら労苦を共にしてきた彼女にそれは無理です。
しかし、たまに、子供達のために専業主婦がよかったと言う言葉は私には痛く響きました。

創業当初は、衣装はなく、自然な1歳2歳の赤ちゃんの表情をいっ杯撮りました。
2人だけで始めたので、アシストは彼女1人、当時はまだ30過ぎなので良く動いてくれました。
私はもともとプロ現像所の社員で技術もあり貯金をはたいて300万の現像機を導入しました。
同業者の写真をプリントしながら、当方の撮影もプリントしました。
格安で手札サイズを20枚お渡しするキャンペーンは大好評で、パートさんを雇わないとやっていけないくらい繁盛しました。

5年目くらいで衣装を揃えると、スタッフも増え、徐々に人気も出て格安の手札サイズから、七五三の写真や、お宮参りの写真を主に写すようになりました。
でも当初、衣装が無くても初めての成人式は支度済みで48組撮影しました。
美容室を回れるだけ回って、菓子折りを置いて、あいさつ回りをしたのです。

いろんな努力の甲斐あって15年目くらいで年間2000組撮影する事ができました。
若い女性スタッフも5~6人いて全盛期でした。
それも彼女が居てくれたからこそ成し遂げられた事です。
今、彼女が居なくても営業は続けられるでしょう。
しかし、何かにつけ、彼女の仕事の痕跡が残る職場が私には耐えられないのです。
まだ60過ぎで半身麻痺になってしまった彼女が不憫すぎます。
てきぱきと仕事をこなしていた彼女を思い出すたびに眼が潤みます。
自然と苦労を押し付けていた自分自身に後悔の念が堪えません。
以上が閉館の理由です。

長年にわたりご愛顧頂いているにも関わらず、このような身勝手な事情での閉館、本当に申し訳ありません。
高槻でお会いできる事を切に願っております。

                                            フォトスタジオバルーン  住友直行

ブログはこのまま継続です。
次回は2月10日お宮参りのご家族をご紹介させていただきます。


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Posted by スタジオバルーン at 11:15│Comments(0)近況
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